千葉県立美術館　100選

　千葉県立美術館で、開館50周年を記念したコレクション展2「千葉県立美術館　100選」が開催されている。

　同館は、2024年（令和6年）10月に開館50周年を迎えた。1974年（昭和49年）の開館以来、千葉県の美術史にちなんだ収集を続け、所蔵作品はおよそ2,900点になった。

　本展では、国内外の作家による日本画・洋画・彫刻・工芸・書・版画の6部門の作品のなかから学芸員が選んだ100点を一挙に紹介。この100点は、開館50周年を記念して刊行された『開館50周年記念　千葉県立美術館コレクション100選』 で取り上げている。

　江戸の佐倉藩邸に生まれた浅井忠をはじめ、現在の印西市に生まれ《鳩香炉》で知られる工芸家・香取秀真、印象派の巨匠ルノワール、漫画『ストップ！！ ひばりくん！』で知られ2022年（令和4年）に同館で公開制作された江口寿史《手をつなごう》。今回紹介している100点の作品は、分野や制作年、収蔵された経緯も一点一点異なり、それぞれに物語を持つ。50年間をかけて築いたコレクションの魅力を100点の作品で堪能してほしい。

　なお、会期中に一部展示替えがある。