EXHIBITIONS
GOLDILOCKS ZONE
磯村暖、大山日歩、胡桃志歩、丹羽啓、本間賛、釣光穂、山岸紗綾
EUKARYOTEで、磯村暖、大山日歩、胡桃志歩、丹羽啓、本間賛、釣光穂、山岸紗綾の7名の作家による「GOLDILOCKS ZONE」が開催されている。POOL SIDE GALLERY(金沢)で昨年末開催された同タイトルの展覧会に2名の作家を加え、再構成する内容となる。
地球の生物多様性は、ゴルディロックスゾーンという概念と深く結びついている。例えば、太陽から適度に離れた位置で公転している地球上の水は、気体の水蒸気にも、個体の氷にもならず、液体として存在している。海洋、森林、草原など、様々な環境を育む温度、酸素、土、水、あまたあるこれらの条件が相互に作用、適切に調和し、異なる種が共存することで、生物多様性は成立している。
本展で紹介する作家や作品たちもまた、ゴルディロックスゾーンのように適切な条件が揃うことで多様なスタイルが生まれ、それぞれが人類の創造性の証となっている。土と鉱物、化合物、水と熱など根源的な要素をともにしながら、材料・技法、地域と文化、様々な要素が交わることで、人の手による工芸・芸術作品は時代の変遷を反映し続け、つねに新しい表現が生まれる。
胡桃志歩・釣光穂・本間賛は陶芸を、山岸紗綾は漆芸といった伝統的な技法領域の最前線で、独自の視点と方法論を用いて新たな表現のかたちを模索。いっぽうでは、地球史に紐づいたコンセプトのもと丹羽啓は石彫作品を制作するほか、大山日歩は今日的なテーマを探究する過程において彫刻と工芸の境界ともとれる制作を行なっており、これまで絵画からインスタレーションに至るまで多彩な手法で社会規範に対する批評的な活動を続けてきた磯村暖は、かねてから陶器への絵付けに取り組んできた。
本展では、各々の作家たちの、技法によるこれまでの分類を超えた多彩な作品群を見る。
地球の生物多様性は、ゴルディロックスゾーンという概念と深く結びついている。例えば、太陽から適度に離れた位置で公転している地球上の水は、気体の水蒸気にも、個体の氷にもならず、液体として存在している。海洋、森林、草原など、様々な環境を育む温度、酸素、土、水、あまたあるこれらの条件が相互に作用、適切に調和し、異なる種が共存することで、生物多様性は成立している。
本展で紹介する作家や作品たちもまた、ゴルディロックスゾーンのように適切な条件が揃うことで多様なスタイルが生まれ、それぞれが人類の創造性の証となっている。土と鉱物、化合物、水と熱など根源的な要素をともにしながら、材料・技法、地域と文化、様々な要素が交わることで、人の手による工芸・芸術作品は時代の変遷を反映し続け、つねに新しい表現が生まれる。
胡桃志歩・釣光穂・本間賛は陶芸を、山岸紗綾は漆芸といった伝統的な技法領域の最前線で、独自の視点と方法論を用いて新たな表現のかたちを模索。いっぽうでは、地球史に紐づいたコンセプトのもと丹羽啓は石彫作品を制作するほか、大山日歩は今日的なテーマを探究する過程において彫刻と工芸の境界ともとれる制作を行なっており、これまで絵画からインスタレーションに至るまで多彩な手法で社会規範に対する批評的な活動を続けてきた磯村暖は、かねてから陶器への絵付けに取り組んできた。
本展では、各々の作家たちの、技法によるこれまでの分類を超えた多彩な作品群を見る。