EXHIBITIONS

キース・ヘリング展 アートをストリートへ

2025.02.01 - 04.06

キース・ヘリング イコンズ 1990年
中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

 茨城県近代美術館で「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」が開催される。

 キース・ヘリング(1958〜90)は、アメリカ北東部ペンシルベニア州生まれ。80年代初頭にニューヨークの地下鉄駅構内で、使用されていない広告板を使った「サブウェイ・ドローイング」と呼ばれるプロジェクトで脚光を浴びる。アンディ・ウォーホル(1928〜87)やジャン=ミシェル・バスキア(1960〜88)とともにカルチャーシーンを牽引。

 日本を含む世界中での壁画制作やワークショップの開催、HIV・エイズ予防啓発運動や児童福祉活動を積極的に展開したことでも知られる。エイズによる合併症により31歳で死去。へリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託すような作品を制作し続けた。

 本展は、6メートルにおよぶ大型作品を含む約150点の作品を通してヘリングのアートを体感できる展覧会となるだろう。