EXHIBITIONS
清水玲「波の始まりとアポフェニア」第二部:験を修める
ヒロ画廊伊豆大川で、清水玲による個展「『波の始まりとアポフェニア』第二部:験を修める」が開催されている。
空間とその背景との関係性に着目し、おもに文字を用いた作品を制作する清水玲(しみず・りょう、1977〜)の個展を、初夏の第一部に引き続き開催。
本展では、清水玲が2020年より継続的に行っている伊⾖半島を中⼼とした地形や動植物の調査、踏査をもとに、⽂字を持つ以前の⼈間、あるいは⽂字の発明がもたらした功罪を題材にしたインスタレーションを二部構成で展開。いまを⽣きる私たちが⽤いる⽂字と⾔葉の背景にある「かたち」を探る。
伊豆半島の地形の成り立ちと信仰のかたちの変遷は、奇しくも作家の生い立ちと重なり、その背景には、ものづくりに関わる古代のある氏族の存在が見え隠れする。「験(しるし)を修める」と題した第二部では、この不思議な仕合わせを巡る壮大な旅路を主題に、構造物や水、石、温熱環境の変化など、様々な表現形態を組みあわせながら、映像を中心としたインスタレーションを展開。
展覧会タイトルの「波の始まり」は物事の始まりを、「アポフェニア」は一見関係の無い情報のなかから規則性や関連性を見出す知覚作用を意味し、空間全体を作品として体験。伊豆半島の歴史や文化を独自の視点で深く掘り下げて表現した、本展限りのインスタレーション作品が公開されている。
空間とその背景との関係性に着目し、おもに文字を用いた作品を制作する清水玲(しみず・りょう、1977〜)の個展を、初夏の第一部に引き続き開催。
本展では、清水玲が2020年より継続的に行っている伊⾖半島を中⼼とした地形や動植物の調査、踏査をもとに、⽂字を持つ以前の⼈間、あるいは⽂字の発明がもたらした功罪を題材にしたインスタレーションを二部構成で展開。いまを⽣きる私たちが⽤いる⽂字と⾔葉の背景にある「かたち」を探る。
伊豆半島の地形の成り立ちと信仰のかたちの変遷は、奇しくも作家の生い立ちと重なり、その背景には、ものづくりに関わる古代のある氏族の存在が見え隠れする。「験(しるし)を修める」と題した第二部では、この不思議な仕合わせを巡る壮大な旅路を主題に、構造物や水、石、温熱環境の変化など、様々な表現形態を組みあわせながら、映像を中心としたインスタレーションを展開。
展覧会タイトルの「波の始まり」は物事の始まりを、「アポフェニア」は一見関係の無い情報のなかから規則性や関連性を見出す知覚作用を意味し、空間全体を作品として体験。伊豆半島の歴史や文化を独自の視点で深く掘り下げて表現した、本展限りのインスタレーション作品が公開されている。