KDMoP Shonai Photo Meeting －リミックス土門拳－庄内の作家による新しい写真 / 美術展

　土門拳記念館で「KDMoP Shonai Photo Meeting －リミックス土門拳－庄内の作家による新しい写真 / 美術展」が開催されている。

　2023年11月、土門拳記念館は、地元・庄内地域の写真家や美術家たちが中心となった交流や活動の場を新たに創出することを目指し、新プロジェクト「KDMoP Shonai Photo Meeting」を立ち上げた（KDMoPは、土門拳記念館の英語名＝Ken Domon Museum of Photographyの略称）。このプロジェクトは、展覧会やワークショップなど、その活動を様々なかたちでアウトプットすることによって、写真・美術を介した双方向的なコミュニケーション（＝Photo Meeting）を多くの人々と共有することを目指している。写真表現が多様化する今日、20世紀日本を代表する写真家・土門拳の故郷である庄内エリアで、現代作家の活動の場を広げていくことを志す。

　初めて行われる今回の展覧会では、「土門拳」をテーマに、キャリアや作風の異なる5名の作家がそれぞれの眼差しで写真家・土門拳を新たに解釈し、作品を発表。メンバーは全員庄内出身もしくは在住の、地元に深い関わりを持つ作家たちである。発表作品のメディアは写真が中心となるが、インスタレーションや映像など、写真に隣接する幅広い媒体を取り入れ、多様な表現が展開されるグループ展となっている。

　土門拳記念館における新たな試みである本展では、カラー・モノクロ185点が展示。参加作家は、五十嵐丈、千葉奈穂子、早坂葉、本間聡美、王憶冰。