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EXHIBITIONS

19, 20世紀の芸術家とポスター ―創作において自由なる競創―

2024.10.19 - 12.08

アンリ・マティス ポンパドール夫人 パリ装飾美術学校の舞踏会

 宮崎県立美術館で「19, 20世紀の芸術家とポスター ―創作において自由なる競創―」が開催される。

 古代ローマ時代から存在したといわれるポスターは、時代を経て印刷技術の進歩とともに急速な発展を遂げてきた。広告媒体であるポスターに、新たな表現の可能性を見いだした芸術家たちは、互いに競いあうように、見る人の印象に残る作品をつくり出した。

 19世紀後半のパリでは、ジュール・シェレやトゥールーズ=ロートレック、アルフォンス・ミュシャらが人気ポスター画家として活躍。それは、ポスターがたんなる商業用告知物にとどまらず、新たな芸術様式となる幕開けでもあった。20世紀になると、パブロ・ピカソ、アンリ・マティス、マルク・シャガール、ジョアン・ミロなどの巨匠たちが、自身の個展の宣伝やイベントの告知のためにオリジナルのポスターを制作するようになる。

 本展では、ポスター芸術の確立とその後の展開を、約160点の作品でたどる。