EXHIBITIONS

企画展

描く人、安彦良和

2024.09.21 - 12.02

©創通・サンライズ ©高千穂&スタジオぬえ・サンライズ ©サンライズ ©安彦良和・THMS ©学研 ・松竹・バンダイ ©安彦良和/KADOKAWA

 島根県立石見美術館で、企画展「描く人、安彦良和」が開催されている。

 安彦良和は1947年北海道遠軽町に開拓民の3世として生まれる。1966年に弘前大学入学、学生運動に参加したことから除籍となり上京。1979年『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインとアニメーションディレクターを担当する。1983年に映画『クラッシャージョウ』で初監督。テレビアニメでは1983年放送の『巨神ゴーグ』で原作、監督を務める。いっぽう1979年には『アリオン』で漫画家としてデビュー。1989年以降は漫画に専念し『ナムジ ‒大國主‒』『虹色のトロツキー』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』などを発表した。

 本展では、幼少期から現在に至るまでの安彦の創作活動の軌跡をたどることのできる1000点以上の資料を展示。『機動戦士ガンダム』(劇場版)のポスターラフ案など、本展が初出展のものも多数ある。アニメに関する資料だけでなく、安彦のライフワークとも言うべき日本の古代史、近代史に取材した漫画原稿なども展示し、安彦良和の創作活動の全貌に迫る初の試みだ。