EXHIBITIONS
SECOND PLANET「カタストロフが訪れなかった場所」
OVERGROUNDで、SECOND PLANETによる個展「カタストロフが訪れなかった場所」が開催される。
1945年8月9日午前2時47分、B-29戦略爆撃機「BOCKSCAR」は、原子爆弾を格納庫に積み、テニアン島(現在はアメリカ合衆国自治領)北飛行場を離陸した。援護機を含むB-29爆撃機3機は、第一目標であるKOKURA(小倉市、現在の北九州市)上空へと向かう。しかし、その日いくつかの偶然が重なり、KOKURA上空で原子爆弾が炸裂することはなかった。
本作「A Place without a Catastrophe (カタストロフが訪れなかった場所)」は、原子爆弾投下のリスト最上位にありながら、破壊を免れた場所に関する作品だ。歴史的な出来事の周辺には、無数の「カタストロフが訪れなかった場所」が存在する。その意味において、本作品は「カタストロフが訪れなかったすべての場所」についてのドキュメントでもあるという。
「カタストロフの訪れなかったすべての場所」には、「中心となる物語」が存在しない。そこで、あの日薄い水蒸気の膜を隔てて交錯しながら、出会うことのなかった出来事の断片を拾い集め、それらを組みあわせて複数のメディア(SNS・ウェブサイト・パフォーマンス)による制作物を作成。「中心となる物語」が存在しないのであれば、作品構造として「中核となる展示物」も存在しない。それらの作品群はすべて、本編不在のスピン・オフとして発表されることになる。
今回の作品は、2019年8月9日未明から朝にかけて、SECOND PLANETがSNSで発信したB-29のタイムラインと展示会場の環境音や様々な音源を加工したサウンド・インスタレーションとして再構成したものとなる。
1945年8月9日午前2時47分、B-29戦略爆撃機「BOCKSCAR」は、原子爆弾を格納庫に積み、テニアン島(現在はアメリカ合衆国自治領)北飛行場を離陸した。援護機を含むB-29爆撃機3機は、第一目標であるKOKURA(小倉市、現在の北九州市)上空へと向かう。しかし、その日いくつかの偶然が重なり、KOKURA上空で原子爆弾が炸裂することはなかった。
本作「A Place without a Catastrophe (カタストロフが訪れなかった場所)」は、原子爆弾投下のリスト最上位にありながら、破壊を免れた場所に関する作品だ。歴史的な出来事の周辺には、無数の「カタストロフが訪れなかった場所」が存在する。その意味において、本作品は「カタストロフが訪れなかったすべての場所」についてのドキュメントでもあるという。
「カタストロフの訪れなかったすべての場所」には、「中心となる物語」が存在しない。そこで、あの日薄い水蒸気の膜を隔てて交錯しながら、出会うことのなかった出来事の断片を拾い集め、それらを組みあわせて複数のメディア(SNS・ウェブサイト・パフォーマンス)による制作物を作成。「中心となる物語」が存在しないのであれば、作品構造として「中核となる展示物」も存在しない。それらの作品群はすべて、本編不在のスピン・オフとして発表されることになる。
今回の作品は、2019年8月9日未明から朝にかけて、SECOND PLANETがSNSで発信したB-29のタイムラインと展示会場の環境音や様々な音源を加工したサウンド・インスタレーションとして再構成したものとなる。




