EXHIBITIONS
井原信次「Abstract Concept」
KEN NAKAHASHI で、井原信次による個展「Abstract Concept」が開催されている。
井原は、2012年に東京藝術大学大学院を修了後、近年では広島を拠点にアーティスト·ラン・スペース「Hiroshima Drawing Lab」の運営や、現在ロンドンのナショナル·ポートレイト・ギャラリーで開催中の展覧会への出品など、精力的に活動を行っている。
本展では、井原がこの数年間に体験してきた友人との別れや身近な死から生じた感情を起点に、ヴァニタスをテーマにした作品を展示。作品には、原色のような鮮やかな色彩で描かれたブレた頭蓋骨や乾いたブーケ、未だ戦禍が続くウクライナの友人に宛てたポートレートなどが含まれ、寓意的な表現が際立つ。
井原はこれまで、日常の出会いのなかから自己や他者との関係性を探る制作活動を続けてきた。社会とのつながりを意識し、コミュニケーションから生まれる感情や些細な出来事に目を向け、その過程を大切にすることを重視。このような制作態度は、抽象的概念にもつながっている。
最近では再び隣人を描き始め、井原の作品はさらなる深みと広がりを見せている。会場で井原信次の独自の視点と表現を体感してほしい。
井原は、2012年に東京藝術大学大学院を修了後、近年では広島を拠点にアーティスト·ラン・スペース「Hiroshima Drawing Lab」の運営や、現在ロンドンのナショナル·ポートレイト・ギャラリーで開催中の展覧会への出品など、精力的に活動を行っている。
本展では、井原がこの数年間に体験してきた友人との別れや身近な死から生じた感情を起点に、ヴァニタスをテーマにした作品を展示。作品には、原色のような鮮やかな色彩で描かれたブレた頭蓋骨や乾いたブーケ、未だ戦禍が続くウクライナの友人に宛てたポートレートなどが含まれ、寓意的な表現が際立つ。
井原はこれまで、日常の出会いのなかから自己や他者との関係性を探る制作活動を続けてきた。社会とのつながりを意識し、コミュニケーションから生まれる感情や些細な出来事に目を向け、その過程を大切にすることを重視。このような制作態度は、抽象的概念にもつながっている。
最近では再び隣人を描き始め、井原の作品はさらなる深みと広がりを見せている。会場で井原信次の独自の視点と表現を体感してほしい。