EXHIBITIONS

珠玉の東京富士美術館コレクション 西洋絵画の400年

2024.07.26 - 09.23

アントニー・ヴァン・ダイク ベッドフォード伯爵夫人 アン・カーの肖像 1639
油彩・カンヴァス 東京富士美術館蔵 Ⓒ東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

 静岡市美術館で「珠玉の東京富士美術館コレクション 西洋絵画の400年」が開催されている。

 1983年に東京都八王子市に開館した東京富士美術館は、国内外で制作された幅広い時代の絵画・版画・彫刻・写真・陶磁器などを約3万点収蔵している。とくにその西洋絵画コレクションは、16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の近現代美術までを網羅し、国内屈指の充実度を誇る。本展では、同館の所蔵品から選りすぐられた80点余の西洋絵画を展覧。

 西洋では伝統的に神話画や宗教画が高尚な絵画ジャンルとして重視されたが、近代になると斬新な絵画主題の開拓や、造形表現そのものの革新へと画家たちの関心が移っていった。

 モネ、ルノワール、ゴッホ、シャガールといった人気画家のほか、ティントレット、ヴァン・ダイク、クロード・ロランら古典的巨匠(オールド・マスター)の名画を通して、西洋絵画400年の歴史を堪能してほしい。