EXHIBITIONS

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024

新潟県越後妻有地域
2024.07.13 - 11.10

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 新潟県越後妻有地域で「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024」が開催されている。

 大地の芸術祭とは、世界最大級の国際芸術祭であり、日本中で開催されている地域芸術祭のパイオニアだ。アートを道しるべに里山を巡る新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めている。

 本祭は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地、新潟県の越後妻有地域(=大地の芸術祭の里)が舞台となっている。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしがいまも豊かに残っている地域で、1年を通して自然のなかに作品が展示される。

 これまで、トリエンナーレは2000年から3年に1度開催されており、2021年は新型コロナウイルスの影響で8回目を延期。前回2022年は約57万人の来場者数を記録し、経済効果や雇用・交流人口の拡大をもたらした。

 会期間外でも、1年を通して、約200点の作品を楽しめるだけでなく、季節ごとに企画展やイベント、ツアーを開催しており、アート作品や旧小学校での食事や宿泊もできる。地域に内在する様々な価値を、アートを媒介として掘り起こし、その魅力を高め、世界に発信し、地域再生の道筋を築くことを目指す。