EXHIBITIONS

海を渡った画家たち ーコレクターの眼ー

2024.04.25 - 11.24

ロッカクアヤコ Untitled 2015 キャンバスにアクリル 162 × 260 cm

 軽井沢現代美術館で「海を渡った画家たち ーコレクターの眼ー」が開催されている。
 
 同館は今年開館16年目を迎える。本展では軽井沢現代美術館の創設者・谷川憲正(東京・海画廊創業者)が30年にわたり収集したコレクションの全体像を紹介。

 軽井沢現代美術館のコレクションは大きく分けて3つのグループから構成されている。戦後間もない時期に文字通り「海」をわたり、かの地に骨を埋める覚悟で制作に励んだ今井俊満、堂本尚郎、菅井汲、草間彌生をはじめとする画家たち。その同時期に国内において、「具体」や「もの派」など、従来の官製絵画に相対する前衛的な制作活動をした画家たちも存在した。そしてさらに、奈良美智、村上隆、ロッカクアヤコなどの現在進行形のアーティストたち。

 2階ギャラリーでは現在アートの最前線に立つ井田幸昌、水戸部七絵の近作も展示する。本展はこれら三者の100点におよぶ作品を展示。

 出展作家は、アイオー、青木野枝、荒川修作、井田幸昌、猪熊弦一郎、上前智祐、榎本和子、金沢健一、川俣正、木村忠太、草間彌生、桑山忠明、白髪一雄、菅木志雄、関根伸夫、高崎元尚、田中敦子、戸谷成雄、中辻悦子、流政之、名坂千吉郎、名坂有子、奈良美智、名和晃平、東恩納裕一、福島秀子、眞板雅文、前川強、前田常作、松谷武判、宮島達男、水戸部七絵、宮脇愛子、村上隆、元永定正、安田侃、山崎つる子、ロッカクアヤコほか。