EXHIBITIONS

第6回テーマ展示

ミナ ミナ おばけのマールとすてきなことば展

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 国立アイヌ民族博物館で、第6回テーマ展示「ミナ ミナ おばけのマールとすてきなことば展」が開催されている。

 本展は、絵本の読者である子供たちや保護者を対象とし、絵本を通して、マールと一緒に楽しみながらアイヌ語やアイヌ文化にふれ、学べる展覧会となっている。第5回テーマ展示「ウポポイナイトミュージアム」に続き、絵本「おばけのマール」シリーズを主題としている。

 本展では、ウポポイ(民族共生象徴空間)を舞台とした絵本『おばけのマールとすてきなことば』(2020)をはじめとする「おばけのマール」シリーズを扱う。絵本の原画や絵本制作時の資料とともに、舞台となっている動物園・科学館・美術館などの施設を紹介しながら、登場する絵画資料や民具資料などを展示。さらに、体験型デジタルアートコンテンツや体験型展示では、『おばけのマールとすてきなことば』に登場するアイヌ語やアイヌ文化を学ぶことができる。

 本展では、第5回テーマ展示で好評だったアイヌ語を学べる体験型展示の一部を引き継ぎつつ、北海道内の博物館などの施設を舞台にした絵本である「おばけのマール」シリーズについてより詳しく紹介。アイヌ語に触れる様々なコンテンツのほか、展示室で謎解きに挑戦しながらアイヌ語を学ぶことができるゲームブックも登場。

 なお、会期中の5月4日と5日には「おばけのマール」の絵を担当する作家・なかいれいとのお絵描きイベントも予定されている。