EXHIBITIONS
井上雅之展 ―形に囲まれる―
ギャルリー東京ユマニテで、井上雅之展による個展「形に囲まれる」が開催されている。
井上は1957年神戸市生まれ、多摩美術大学大学院美術研究科修士課程修了。土を捏ね焼しめて生成される陶でつくられたいくつものパーツを積み重ね、大規模な形を構築するという新たな手法で日本を代表する現代陶芸作家だ。大作になると100以上のパーツをボルトで組み上げることでダイナミックな造形を生み出し、陶による表現の可能性を追求し続けている。
昨年の個展では、作品の制作プランや実験としてつくられるマケット190点を展示し、陶よりも手軽に扱える段ボールや布などから生み出された様々な造形が、陶による作品の新たな展開を予感させた。本展では、マケットにより研究された形を土から生み出し、90点の陶作品を展示。これまでとは違った両掌にのる小さな作品から、圧倒的な物量のみならず、ひとつひとつの密度の高さからも井上の尽きることのない形への探求心がうかがえるだろう。
井上は1957年神戸市生まれ、多摩美術大学大学院美術研究科修士課程修了。土を捏ね焼しめて生成される陶でつくられたいくつものパーツを積み重ね、大規模な形を構築するという新たな手法で日本を代表する現代陶芸作家だ。大作になると100以上のパーツをボルトで組み上げることでダイナミックな造形を生み出し、陶による表現の可能性を追求し続けている。
昨年の個展では、作品の制作プランや実験としてつくられるマケット190点を展示し、陶よりも手軽に扱える段ボールや布などから生み出された様々な造形が、陶による作品の新たな展開を予感させた。本展では、マケットにより研究された形を土から生み出し、90点の陶作品を展示。これまでとは違った両掌にのる小さな作品から、圧倒的な物量のみならず、ひとつひとつの密度の高さからも井上の尽きることのない形への探求心がうかがえるだろう。