EXHIBITIONS

永遠の都 ローマ展

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 福岡市美術館で 「永遠の都 ローマ展」が開催されている。

 本展では、建国神話に始まり、古代ローマ時代の栄光、芸術の最盛期を迎えたルネサンスからバロック、そして芸術家たちの憧れの地となった17世紀以降の時代まで、「永遠の都」ローマをめぐり生み出された壮大なる美の歴史をたどる。教皇のコレクションを核に設立され、1734年に一般公開が始まったカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも歴史の古い美術館のひとつに数えられる。ローマの観光地としても人気の高い同館のコレクションのなかから選りすぐりの名品が集結する。

 古代ローマ帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大で複製した作品が展示される。また、福岡会場限定でバロックを代表する画家・カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》が日本初公開。迫力ある巨大彫刻を間近で鑑賞し、ローマ皇帝だからこそなしえたダイナミックな古代芸術を体感してほしい。