アジサカコウジ 「野生のパライソ」

　EUREKAで、アジサカコウジによる個展 「野生のパライソ」が開催されている。

　アジサカコウジは1964年長崎県生まれ。熊本大学文学部社会学科卒業後、渡仏。パリに住み様々な仕事をしながら独学で絵を描き始める。4年の滞在後、帰国し福岡にてイラストレーターとしての活動を開始。10年後の2002年、ベルギーへ活動拠点を移すとともに、アクリル画の個展を始めるようになる。以後、ブリュッセル、パリ、日本の各地で毎年個展を開催。2006年に再び帰国。現在は九州を拠点にイラストと絵画の制作に励む。

　本展では、未発表のアクリル画約50点が公開されている。近作のなかから、昨今のデジタル化が進む世の中に抗うような原始的で素朴、そしてワイルドな作品を選んでの発表となる。それに加え、アジサカのインタビュー本 『そぞろに描く』の発刊を記念して、過去作品のなかからの選りすぐりの20点も展示。