EXHIBITIONS

奥能登国際芸術祭2023

石川県珠洲市全域
2023.09.23 - 11.12

塩田千春 時を運ぶ船 © JASPAR, Tokyo, 2023 and Chiharu Shiota 撮影:岡村喜知郎

山本基 記憶への回廊 撮影:岡村喜知郎

トビアス・レーベルガー Something Else is Possible / なにか他にできる
エレン・エスコベート《Cóatl》(1980、メキシコ自治大学文化センターに恒久設置)を参照 撮影:岡村喜知郎

スズ・シアター・ミュージアム 光の方舟 撮影:木奥惠三

 石川県珠洲市全域で 「奥能登国際芸術祭2023」が開催される。

 能登半島の先端に位置し、かつては渤海使や北前船など、日本海の海上交通の要所でもあった珠洲市。そんな珠洲市全域を舞台とする地域芸術祭として2017年にスタートしたのが、奥能登国際芸術祭だ。

 3年に1度開催される同芸術祭ではこれまで、奥能登の自然や祭り、食など、珠洲の生活文化に根差した作品を国内外のアーティストが制作。いまも塩田千春、さわひらき、大岩オスカール、ラクス・メディア・コレクティブら18の作品が市内に常設され、公開されている。

 14の国と地域から59組のアーティストが参加し、アナ・ラウラ・アラエズ(スペイン)、シリン・アベディニラッド(イラン / アメリカ)、アレクサンドル・ポノマリョフ(ロシア)、N.S.ハーシャ(インド)、SIDE CORE(日本)、さわひらき(日本 / イギリス)、シュー・ジェン(中国)、坂茂(日本)、ひびのこづえ(日本)という顔ぶれとなっている。

 奥能登国際芸術祭の作品を鑑賞するには、芸術祭の会期中すべての作品を 1 回ずつ鑑賞できる(イベント除く)作品鑑賞パスポートか、作品会場(主に屋内作品)ごとに個別鑑賞券を購入する必要がある。詳細は公式ウェブサイトへ。