EXHIBITIONS

べニス・ビエンナーレ 1964 年日本代表4名

みぞえ画廊東京店
2023.09.09 - 10.01

1964年第 32 回ベニス・ビエンナーレ 日本館会場風景

豊福知徳 無題 1963 みぞえ画廊

斎藤義重 反対称 1980 みぞえ画廊

堂本尚郎 無題 みぞえ画廊

オノサト・トシノブ 無題 1985〜86 みぞえ画廊

 みぞえ画廊東京店で「ベニス・ビエンナーレ 1964 年日本代表4名」展が開催される。

 世界各地でビエンナーレやトリエンナーレが数多く開催されるなか、ヴェネチア・ビエンナーレは、「アートのオリンピック」と形容されるように国単位での参加方法をとり、賞制度を採用している。1895年に始まったもっとも歴史の古い国際美術展は、現在では約90カ国の参加を数え、世界の最新アートを紹介している。日本は、戦後復興期の1952年に初参加。56年にブリジストンの石橋氏から寄付を受け日本館を完成させた。

 64年に開催された第32回ヴェネチア・ビエンナーレでは34カ国が参加し、日本館のコミッショナーは嘉門安雄(ブリジストン美術館 現・アーティゾン美術館)、日本代表は豊福知徳、斎藤義重、堂本尚郎、オノサト・トシノブの4名だった。豊福と斎藤は、60年についで2回目の参加。いまではレジェンドとなった日本を代表するアーティストであるが、当時どのような作品を出品して、どのような評価を受けたのか資料をもとに紹介する。

 展示作品は、豊福知徳の初期から60年代、70年代を通した作品群を中心に、斎藤義重、 堂本尚郎、オノサト・トシノブの作品を紹介。また、60年に開催されたヴェネチア・ビエンナーレ日本代表8名のなかに入っている今井俊満、山口 薫、浜口陽三の作品や60年ブラジル代表7名のひとりである間部マナブの作品も展示される。