EXHIBITIONS
磯村暖 個展 「カ」
EUKARYOTEで、磯村暖による個展「カ」が開催されている。
磯村は1992年東京都生まれ。2016年に東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、17年にゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校第2期を卒業した。19年にはACCフェローシップでのニューヨークにおける滞在制作、21年にはアジアアートビエンナーレ(台北)への出展、23年にはTEDxUTokyo 2023のイベントに登壇するなど、その活躍の場は美術のみならず、社会的なアクションの領域へと広げている。
磯村は国内外の各地域へ赴き、生きる時代や社会によって変わってしまう人々の境遇、その文化のあり方に関する比較やリサーチを通し、絵画や彫刻、映像インスタレーション、ときにパフォーマンスといった様々な表現活動を行ってきた。クィアカルチャーや宗教表現、人間だけでなく地球上の生物多様性の変遷など、様々な参照を感じさせる磯村の作品は、あらゆる社会に潜みうる画一性に問いを投げかけています。
磯村は本展覧会について「この世の理だと思われているものの隣に少し異なる事実を添えて、支えあったり崩し合うような制作プロセスを経て、この展覧会をつくりました」と言及している。本展に向けた制作は、磯村がこれまで社会の共同体に働きかける活動をしてきたなかで感じたこと、人間がいなくても成り立つ自然界の法則・現象があるいっぽうで、社会的言語で考え、語られた言説で溢れていることに対する違和感からスタートしている。会場では、社会学的視点ではない普遍的な事実を通して私たちが見たり感じたりする試みがなされており、社会の営みにおける人間の視点から逆算すると想像しえない世界のあり方、磯村独自の着眼点で構成された、ある種のパラレルワールドが提示されている。
磯村は1992年東京都生まれ。2016年に東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、17年にゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校第2期を卒業した。19年にはACCフェローシップでのニューヨークにおける滞在制作、21年にはアジアアートビエンナーレ(台北)への出展、23年にはTEDxUTokyo 2023のイベントに登壇するなど、その活躍の場は美術のみならず、社会的なアクションの領域へと広げている。
磯村は国内外の各地域へ赴き、生きる時代や社会によって変わってしまう人々の境遇、その文化のあり方に関する比較やリサーチを通し、絵画や彫刻、映像インスタレーション、ときにパフォーマンスといった様々な表現活動を行ってきた。クィアカルチャーや宗教表現、人間だけでなく地球上の生物多様性の変遷など、様々な参照を感じさせる磯村の作品は、あらゆる社会に潜みうる画一性に問いを投げかけています。
磯村は本展覧会について「この世の理だと思われているものの隣に少し異なる事実を添えて、支えあったり崩し合うような制作プロセスを経て、この展覧会をつくりました」と言及している。本展に向けた制作は、磯村がこれまで社会の共同体に働きかける活動をしてきたなかで感じたこと、人間がいなくても成り立つ自然界の法則・現象があるいっぽうで、社会的言語で考え、語られた言説で溢れていることに対する違和感からスタートしている。会場では、社会学的視点ではない普遍的な事実を通して私たちが見たり感じたりする試みがなされており、社会の営みにおける人間の視点から逆算すると想像しえない世界のあり方、磯村独自の着眼点で構成された、ある種のパラレルワールドが提示されている。