EXHIBITIONS

モネ、ルノワール 印象派の光

松岡美術館
2023.06.20 - 10.09

クロード・モネ サン=タドレスの断崖 1867

色絵風俗絵図平鉢 古伊万里金襴手 1700〜1740年代

ピエール=オーギュスト・ルノワール リュシアン・ドーデの肖像 1879(8月15日より展示)

色絵四阿舟図鉢 古九谷様式 1650年代

 松岡美術館で「モネ、ルノワール 印象派の光」展が開催される。

 松岡美術館の創設者である松岡清次郎は美術史をたよりに系統立って作品を集めるのではなく、「良いものは良い」という自らの審美眼をたよりに蒐集した。清次郎は東洋陶磁蒐集のため欧米のオークションに参加するうちに、印象派やエコール・ド・パリなど西洋画にも興味を抱き、コレクションを築いた。

 本展では、フランス印象派・新印象派のコレクションを6年ぶりに一挙公開する。印象派コレクションにはモネ、ルノワール、ピサロといった印象派の中心メンバーに加えギヨマンの作品が多数収集されている。また新印象派コレクションにはスーラはないいっぽうで、リュスやマルタンの作品が多いという珍しい内容になっている。本展では、コレクションの偏りからも松岡の趣味がうかがえる展覧会となっている。