ディーン・ボーエン展 オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち

　群馬県立近代美術館で 「ディーンボーエン展 オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち」が開催される。

　オーストラリアのメルボルンを活動の拠点とするディーン・ボーエン（1957〜）は、 「アール・ブリュット」で知られるジャン・デュビュッフェに影響を受け、オーストラリアの風土と自然を、その自由な想像力とユーモアで素朴ながら力強く表現するアーティスト。版画、油彩、水彩、ブロンズ彫刻、廃材アサンブラージュ、アーティストブック（ポートフォリオ）など幅広い表現を追求している。作品には、オーストラリア固有のコアラやウォンバットをはじめ、犬、猫、鳥や昆虫といった生き物と、旅を連想させる自動車や飛行機、船といった乗り物、そして人々や街並みがよく登場する。

　本展では、作品約150点を展示。カラフルで可愛らしいモチーフを通じて、ボーエンがとらえる自然や命へのまなざしをたどることができるだろう。