EXHIBITIONS
劉建華(リュウ・ジェンホァ) 中空を注ぐ
十和田市現代美術館で劉建華個展 「中空を注ぐ」が開催される。
劉建華(リュウ・ジェンホァ)は1962年中国江西省吉安生まれ。現在は上海を拠点に活動している。江西省景徳鎮で育った劉は、磁器工房での職人時代を経て彫刻を学び、中国における経済や社会の変化や、それに伴う問題をテーマに、土や石、ガラス、陶磁器などを使って立体作品やインスタレーションを制作している。
日本初の個展となる本展では、ペットボトルや靴などの日用品を磁器で制作した《遺棄》(2001〜15)が展示される。現代人が土に還らない素材に囲まれて生活していることや、処分できないものを蓄積し続けている現状を想像させるというものだ。
また、瓶や壺の口と首の部分だけを切り取った最新作《塔器》(2021〜22)や、同館の常設作品である劉の《痕跡》(2010)の造形ともつながる浮遊する枕《儚い日常》(2001〜03)、壁につたう墨汁や陶器の仕上げに使う流動的な釉薬を思わせる《兆候》(2011)など、初期から近年までの作品を展覧する。
劉建華(リュウ・ジェンホァ)は1962年中国江西省吉安生まれ。現在は上海を拠点に活動している。江西省景徳鎮で育った劉は、磁器工房での職人時代を経て彫刻を学び、中国における経済や社会の変化や、それに伴う問題をテーマに、土や石、ガラス、陶磁器などを使って立体作品やインスタレーションを制作している。
日本初の個展となる本展では、ペットボトルや靴などの日用品を磁器で制作した《遺棄》(2001〜15)が展示される。現代人が土に還らない素材に囲まれて生活していることや、処分できないものを蓄積し続けている現状を想像させるというものだ。
また、瓶や壺の口と首の部分だけを切り取った最新作《塔器》(2021〜22)や、同館の常設作品である劉の《痕跡》(2010)の造形ともつながる浮遊する枕《儚い日常》(2001〜03)、壁につたう墨汁や陶器の仕上げに使う流動的な釉薬を思わせる《兆候》(2011)など、初期から近年までの作品を展覧する。