横溝美由紀「still water」

　GALLERY 麟で横溝美由紀の個展「still water」が開催される。

　横溝美由紀は1968年東京都生まれ、1994年多摩美術大学美術学部彫刻科卒業。活動当初は、時間・空間・光に重きを置いたサイトスペシフィックなインスタレーションを発表してきた。

　近年では、絵具を付着させた糸を弾いて立体的に積み上げていく「line」シリーズや「angle」シリーズなど、彫刻的な絵画作品の制作に注力している。本展では、これまでとは異なる手法を用いた新シリーズ「still water」を発表するという。

　なお、アーティゾン美術館で開催される「ABSTRACTION　抽象絵画の覚醒と展開　セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」（6月3日〜8月20日）には、150号の大作など10点を出展。さらに、銀座 蔦屋書店で開催される個展「invisibility」（6月16日〜7月19日）においても、その表現を楽しむことができるという。