現代日本画名品選Ⅰ 建物のある風景 / 理想を追い続ける画家たち

　足立美術館 新館で 「現代日本画名品選Ⅰ 建物のある風景 / 理想を追い続ける画家たち」が開催される。

　同館のコレクションの軸は、創設者である足立全康（1899〜1990）によって収集されたものであり、そのなかには横山大観を中心とする近代日本画の巨匠たちによる数多くの名品が含まれている。これに加え、現在では現代日本画コレクションの拡充が行われている。

　本展では、1階にて建物が描かれた日本画を展示する。教会や駅舎などを描いた作品からは人々の息づかいが感じられ、建物と自然が調和した風景は、どこか懐かしさが漂う。

　2階では、画家たちが長年追い続けている美の世界を紹介する。自身の理想を追求し、自分だけの美を描き出そうと制作に没頭した力作が並ぶ。多彩な作品を通して、現代日本画の魅力を堪能してみてはいかがだろうか。

　なお、2階の 「理想を追い続ける画家たち」は7月10日まで開催。