EXHIBITIONS

企画展 「石ノウエ二描ク 石版画と作り手たちの物語」

2023.04.22 - 07.02

オディロン・ルドン 聖アントワーヌの誘惑 第3集 18.アントワーヌ:これらすべての目的は何だろう? 悪魔:目的などはないのだ!
1896 和歌山県立近代美術館蔵

織田一磨 『大阪風景』道頓堀 1917 和歌山県立近代美術館蔵

パウル・クレー 綱渡り 1923 和歌山県立近代美術館蔵

 和歌山県立近代美術館で、企画展 「石ノウエ二描ク 石版画と作り手たちの物語」が開催されている。

 石版画(リトグラフ)とは、版面が平らなままで水と油がはじきあう性質を利用して版を作る版画技法。この技術を用いて作品を制作した画家たちは、手描きの繊細で自由なタッチや、水彩画のようにやわらかなにじみなどによる豊かな表現を追求した。

 本展では、ムンクやルドンの名品や、織田一磨の 『東京風景』、『大阪風景』から現代の作品まで、同館の東西の版画コレクションを中心に、石版画の歴史とともにその魅力を紹介している。