EXHIBITIONS

小倉遊亀と日本美術院の画家たち展

横山大観、菱田春草、安田靫彦、前田青邨、速水御舟ほか

小倉遊亀 径 1966 東京藝術大学蔵 通期

 滋賀県立美術館で 「小倉遊亀と日本美術院の画家たち展 横山大観、菱田春草、安田靫彦、前田青邨、速水御舟ほか」が開催される。

  1984年に開館した滋賀県立美術館(当時の名称は滋賀県立近代美術館)は、2024年に40周年を迎える。これを記念し、コレクション形成に大きく尽力した小倉遊亀を一望する展覧会を開催。

 滋賀県立美術館では、「日本美術院を中心とした近代日本画」を収集方針のひとつに定め、関西圏に所在する美術館でありながら日本美術院に注目するという、独自性と厚みをもつコレクションを実現してきた。そうした方針のもと、遊亀に影響を与えた、師の安田靫彦や先輩の速水御舟らの作品も収集している。

 本展では、初期から晩年にわたる同館所蔵品を中心に、借用した代表作や、アトリエに残された写生帖や原稿などの資料など92点を紹介する。