EXHIBITIONS

常設企画展示

美しき時代(ベル・エポック)と異彩のジュエリー

2023.04.29 - 11.26

メインビジュアル

ペンダント「フジ」 1900〜1903頃

 箱根ラリック美術館で常設企画展示「美しき時代(ベル・エポック)と異彩のジュエリー」が開催される。

 ルネ・ラリック(1860〜1945)は、 大胆さと繊細さを兼ね備えたジュエリーやガラス作品を生み出した作家。その作品は、フランスを代表する大女優サラ・ベルナールにも認められており、1900年のパリ万博では見事グランプリを獲得。また、後にオリエント急行としても活躍した豪華列車の内装を手がけたことでも知られている。

 ラリックの専門美術館で開催される本展では、ルネ・ラリックがジュエリー作家として輝かしい実績を残した、19世紀末から20世紀初頭の「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれる時代に着目。

 会場では、同館の約1500点のコレクションから、ヘッドアクセサリー、ブローチ、ペンダントなど、美しき時代に異彩を放ったラリックの独創的なジュエリーの数々を展示。常に新しいものを追い求めた創作意欲と、半貴石や獣角などを取り入れた伝統にとらわれない作品とともに、こうした芸術を産んだ時代の雰囲気も感じられる空間となるだろう。

 また、併設のカフェ(Orient Express)では、ラリックが制作したチョーカーヘッド「流れる髪の女」を模した土日祝限定のスイーツ(数量限定)も楽しむことができる。詳細は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。