ゴッホ・アライブ

　兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーでは、世界で850万人を超える人々を魅了してきた展覧会「ゴッホ・アライブ」が名古屋での日本初上陸に引き続き開催される。

　本展は、真っ暗な広い展示室に設置された様々な大壁と床に大迫力のゴッホの作品画像が投影される新感覚の展覧会。オーストラリアの企画会社、グランデ・エクスペリエンセズが最新技術のマルチチャンネル・モーショングラフィックスと、映画館品質のサラウンド音響、そして高精細のプロジェクターを組み合わせて開発した体験型の展示となっている。

　体を包み込むように迫力のあるクラシック音楽が流れるなか、ゴッホ作品3000以上の画像が壁や柱、床など、ありとあらゆる場所に最大40台のプロジェクターで映し出される。その圧巻の展示空間では、鑑賞順路はなく新たな角度から作品の隅々に触れることができる。

　会場で鑑賞者はオランダ、パリ、アルル、サン＝レミ、オーヴェール＝シュル・オワーズを巡り、ゴッホの絵画の世界を五感で体験することができるだろう。