EXHIBITIONS

3331 Arts Chiyoda 特別企画展

3331によって、アートは「    」に変化した

 3331 Arts Chiyodaは、特別企画展「3331によって、アートは『     』に変化した」を開催。2023年3月末で閉館となる3331 Arts Chiyodaのメインギャラリーで行う最後の展覧会となる。

 地域に開かれたオルタナティブなアートセンターとして2010年に開館した3331 Arts Chiyoda。活動のなかで、開館後まもなくして2011年に東日本大震災が発災、そして閉館を前にコロナ禍を経験し、数奇な12年間だった。

 新たな時代の文化施設として社会状況に即しながらも、千代田区の文化発信拠点のひとつとして3331 Arts Chiyodaは地域や日常生活・文化芸術分野のなかでどのような役割を担っていったのか。本展は、12年間の活動を振り返るとともに、アートから逸脱し、街に開き、成長を続けてきた同館の多様な活動を浮き彫りにする。

 参加作家は、池田晶紀、岩間賢、遠藤一郎、O JUN、片岡純也+岩竹理恵、片山真理、加藤チャコ、金子未弥、木村博行、栗原良彰、佐々木浩一、佐々木耕成、佐藤直樹、宍戸遊美、SEMBL、椿昇、津村耕佑、中村政人、西村雄輔、日比野克彦、藤浩志、堀浩哉、ミルク倉庫+ココナッツ。

 本展のタイトルについて次のコメントを出している。「3331 Arts Chiyodaの活動を言葉にできるのは、長きにわたり活動を支援してくださった地域の皆様や利用者の皆様、そして当館に一度でも足を運んでくださった皆様方です。これまでの感謝の気持ちを込めて、本展タイトルにある『    』の部分には、皆様方が思う言葉を入れていただければと思います。展示室内には、それらの言葉を掲示できる壁面をご用意いたします。ぜひともご来場いただき、ご自身の手で展示を完成していただければ幸いです」。

 また会期中は、美術作品のシークレット・オークションや、館内を巡る各種ツアー、町歩き、そしてライブパフォーマンスなど3331 Arts Chiyodaの魅力を味わえる多彩な関連イベントも実施予定だ。