原点回帰 聖地巡礼

　奈義町現代美術館は、展覧会「原点回帰 聖地巡礼 -荒川修作＋M・ギンズ・岡崎和郎・宮脇愛子 H氏コレクションから-」を開催する。

　今年、開館28年目を迎えようとしている奈義町現代美術館。オープンの1994年に建築家・磯崎新のプロデュースによって、荒川修作（1936〜2010）＋マドリン・ギンズ（1941〜2014）、宮脇愛子（1929〜2014）、岡崎和郎（1930〜2022）の国際的なアーティストが選定され、同世代による3組の作品が開館以来、3つの展示室「太陽」「月」「大地」に半永久展示されている。

　本展では、各展示室内部の常設作品を制作したアーティストたちと深い交流があったコレクターのH氏が所有する豊富なアート・コレクションのなかから、荒川修作＋マドリン・ギンズ、宮脇愛子、岡崎和郎に関する貴重な作品群を厳選し、展示する。

　3組の作品を一堂にまとめて紹介することで、30周年を目前にした奈義町現代美術館の魅力の一端を読み解く機会になればとしている。