EXHIBITIONS

アート・アーカイヴ資料展XXII

疱瘡譚〜生んだもとの生命からすでに切りはなされてあるを

慶應義塾大学アート・センター/NPO法人舞踏創造資源

 慶應義塾大学アート・スペースでは、アート・アーカイヴ資料展「疱瘡譚〜生んだもとの生命からすでに切りはなされてあるを」が開催中。

 2022年は、土方巽(1928〜1986)の舞踏の代表作『疱瘡譚』の公演から50年が経つ節目の年だ。土方は、1972年に「東北歌舞伎」と銘打って、長期公演『四季のための二十七晩』で5作品を発表した。

 本展では最初の作品《疱瘡譚》の記録映像をはじめ、貴重な関係資料と土方巽アーカイヴの活動成果を展示。《疱瘡譚》で舞踏の革新を図り、世界のダンス史に新たな1ページを印した土方の舞踏とその思想を検証しつつ、いま改めて「舞踏とは何か」を問いかける。