EXHIBITIONS

こどもとおとなの自由研究 工芸の〇△□✕展

2022.07.05 - 09.04

四谷シモン 解剖学の少年(部分) 1983 東京国立近代美術館蔵 撮影=斎城卓

四谷シモン 解剖学の少年 1983 東京国立近代美術館蔵 撮影=斎城卓

赤地友哉 曲輪造彩紅盛器 1960 東京国立近代美術館蔵 撮影=斎城卓

川口淳 Box-Pandora 1994 東京国立近代美術館蔵 撮影=斎城卓

生野祥雲斎 虎圏(部分) 1959 東京国立近代美術館蔵 撮影=斎城卓

北村武資 経錦帯「春苑」(部分) 2012 東京国立近代美術館蔵 撮影=斎城卓

 国立工芸館では、所蔵作品展「こどもとおとなの自由研究 工芸の〇△□✕展」を開催している。

「〇△□✕」は、もっとも基本的な図形や記号として使われ、私たちにとって日頃から見慣れたかたちだ。工芸を観察すると、曲輪造りの盛器や、ガラスピッチャーのシャープな注ぎ口など、様々な「〇△□✕」を見ることができる。

 本展のミッションのひとつは、「工芸をめぐる数々の秘密を○△□✕のフレームを通して読み解くこと」。子供と大人がそれぞれのペースで、あるいは力をあわせて挑戦できるよう、展覧会では解説つきのセルフガイドや、スマートフォンやタブレットを使ったツールのほか、楽しく学べるプログラムも用意している。

 今回の出展作家は、四谷シモン、赤地友哉、関谷四郎、川口淳、田口善国、生野祥雲斎ら。

 また「特別陳列 北村武資」を同時に開催。日本を代表する染織家のひとり、北村武資(1935〜2022)のとどまることのない制作への意欲と、その造形思考を紹介する。