EXHIBITIONS

東京造形大学 レオナルド・ダ・ヴィンチ再現プロジェクト

ダ・ヴィンチ没後500年「夢の実現」展

―ダ・ヴィンチがよみがえって高浜市にやってきます―

ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)(再現作品) 2019 制作=東京造形大学

スフォルツァ騎馬像(再現作品) 2019 制作=東京造形大学 撮影=山上洋平

大墳墓計画(模型) 2019 制作=東京造形大学

太鼓自動演奏車(3DCG) 2019 制作=東京造形大学

 高浜市やきものの里かわら美術館で、「ダ・ヴィンチ没後500年『夢の実現』展」が開催。東京造形大学で実施された「レオナルド・ダ・ヴィンチ再現プロジェクト」の成果を発表する。

 レオナルド・ダ・ヴィンチは世界でもっとも知られる画家のひとり。しかし67年の生涯で残した現存絵画は16点ほどで、そのうち完全な姿で残っている完成品はわずか4点しかない。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ再現プロジェクト」は、画家の没後500年目にあたる2019年に、「ダ・ヴィンチが実現できなかった夢を500年後の技術で実現したい」という願いから始まり、東京造形大学の学生・卒業生たちと教授の池上英洋が中心となって実施。そして2020年に代官山ヒルサイドフォーラムで「ダ・ヴィンチ没後500年『夢の実現』展」を開催し、復元作品約30点を展示する世界初の試みを実現させた。

 巡回開催となる本展では、科学的根拠に基づいて復元した絵画作品16点を中心に、ブロンズ製騎馬像や大建築計画、工学系発明品を展示。万能人と称されたダ・ヴィンチの、ものづくりへのあくなき探求心を紹介する。

 なお高浜市やきものの里かわら美術館の公式YouTubeチャンネルでは、本展監修者の池上英洋による展示作品の解説・紹介動画や、《モナ・リザ》の公認模写でも知られる斎藤吾朗との対談の様子を公開中だ。