北斎とライバルたち

　太田記念美術館では、葛飾北斎とその周辺に注目した展覧会「北斎とライバルたち」を開催している。

　世界的に知られる浮世絵師・葛飾北斎は、「冨嶽三十六景」に代表される風景画のほか、様々なジャンルを手がけ、高い名声を得た。その頃に活躍をしていた絵師は北斎のほかにも数多くおり、時には北斎と覇権を争い、時には影響し合っていた。

　本展では、北斎とよく比較される歌川広重だけでなく、東洲斎写楽、溪斎英泉、歌川国芳など、同時代に活躍した絵師たちを幅広く紹介。同時に、北斎とほかの絵師たちがどのような交友関係だったかを掘り下げる（前後期で全点展示替えあり）。