ARTISTS

磯村暖

Dan Isomura

 磯村暖は1992年東京都生まれ。2016年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校第2期生。在日ネパール人と行ったホームパーティをギャラリー空間で再構築したインスタレーション《HOME PARTY#2》を成果展(カオス*ラウンジ五反田アトリエ、東京、2017)で発表し、新芸術校を金賞で卒業。移民の土着文化、宗教美術、物理学、SNS上の美学などを参照しながら、独自の視点で社会問題に向き合い、インスタレーションや絵画を発表している。

 18年にARCUS Project助成によって、台湾・台北の關渡美術館やタイのワットパイローンウア寺院での滞在制作を実施。キース・ヘリングの生誕60周年を記念したイベント「60TH ANNIVERSARY OF KEITH HARING」(新木場ageha、2018)でのコラボレーションや、香取慎吾の呼びかけによる「NAKAMA de ART」(帝国ホテルプラザ東京、2018)に参加。近年の個展に、「んがんたんぱ」(銀座 蔦屋書店、2020)、「OFF THE SIDELINE」(EUKARYOTE、東京、2020)、「Hell on Earth」(UPLINK吉祥寺、東京、2019)、「わたしたちの防犯グッズ」(銀座蔦屋書店、2019)などがある。また、多様なアーティストや人々が集まるコミュニティ「UGO(ウゴウ)」を仲間とともに主宰し、20年にオープンしたアーティスト・ラン・スペース「新大久保UGO」を活動拠点のひとつとしている。