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福永大介

Daisuke Fukunaga

 福永大介は1981年東京都生まれ、2004年多摩美術大学美術学部絵画科油絵専攻卒業。09年に第1回絹谷幸二賞を受賞。放置された掃除用具、地面にとぐろをまいた水道ホースなど、直感的に印象に残ったものをモチーフに、擬人的表現によって生き物がうごめいているような、しかし自身が見た「ありのまま」を絵画に描く。人々にとって身近でありながら、普段は目に留めることのない風景のなかに人間性や存在の本質を探っている。

 主な個展に、「Documenting Senses – イヌではなくネコの視点によって –」(小山登美夫ギャラリー、東京、2015)、「ノスタルジア」(小山登美夫ギャラリー京都、2013)。グループ展に、「SUPER OPEN STUDIO 2018」(LUCKY HAPPY STUDIO、相模原)、「Sayonara Jupiter」(356 Mission、ロサンゼルス、2017)、「絵画の在りか」(東京オペラシティ アートギャラリー、東京、2014)、「VOCA展2009」(上野の森美術館、東京)。千葉正也や万代洋輔らが参加するアーティストグループ「MIHOKANNO」のメンバーとしても活動している。