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末永史尚

Fuminao Suenaga

Photo by Tomomi Nishimura

 末永史尚は1974年山口県生まれ。東京造形大学造形学部美術学科卒業。自らが育った場所や時間などをテーマにした絵画作品のほか、シルエットパズルの「タングラム」から着想を得た組み換え可能な可変する絵画「tangram painting」や、日用品を採寸し、同サイズのパネルにモチーフの表面の要素だけを抽出した立体的な絵画作品などを発表。素材の要素を省略し、単純化する手法で従来の絵画システムから離れ、描くことの本質的な意味を意識させる。

 2018年に開催された個展「サーチリザルト」(Maki Fine Arts、東京)では、インターネット上の画像検索ページで画家の名前を検索し、表示された作品画像が並ぶ状態を描いた2010年から制作するシリーズ《Search Results》を発表。主な展覧会に「APMoA Project, ARCH vol. 11 末永史尚『ミュージアムピース』」(愛知県美術館、2014)、「開館40周年記念 1974 第1部 1974年に生まれて」(群馬県立近代美術館、2014)、「αMプロジェクト トランス/リアル-非実体的美術の可能性 vol.3 Transform/Paint 末永史尚・八重樫ゆい」(gallery αM、東京、2016)、「引込線2017」(旧所沢市立第2学校給食センター、2017)など。