Group Show

　Maki Fine Artsでは、5名のアーティストによるグループ展「Group Show」を開催。参加作家は、白川昌生、末永史尚、城田圭介、加納俊輔、ショーン・ミクカ。

　美術家の白川昌生は、1990年代から群馬県を拠点に立体作品や絵画を制作し、地域の歴史や文化に基づいた表現活動、また現代美術史の研究・批評でも知られている。

　末永史尚は、日常にあるものや展示空間に関わるものからピックアップした視覚的トピックをもとに、絵画や立体作品を制作。近作に、実在する名画の額縁を描いた作品シリーズ「ピクチャーフレーム」などがある。

　城田圭介は、写真と絵画を組み合わせた作品を手がけている。Maki Fine Artsでは今年3月に個展を開催。スナップ写真を用いて、その周囲に拡張するイメージを描き加えた新作を展示した。

　加納俊輔は現在、京都府在住。写真と複雑な階層を意識させる手法により、「見る」という行為を問い直す作品を発表するほか、アーティスト・ユニット「THE COPY TRAVELERS」のメンバーとしても活動している。

　ショーン・ミクカは1979年生まれのアメリカ人アーティスト。ホイットニー美術館のインデペンデントスタディープログラムに参加（2012〜2013、2013〜2014）。現在はブルックリンに在住する。

　本展では、各作家の新作・近作を展示。ショーン・ミクカは今回が日本での初めての展示となる。