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ジェームズ・タレル

James Turrell

 ジェームズ・タレルは1943年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。ポモナ・カレッジ(カリフォルニア州)で知覚心理学と数学の学士号を取得。カリフォルニア大学大学院にて美術史を学んだのち、クレアモント大学大学院で芸術修士号を取得。アメリカ航空宇宙局研究所に勤務後、一貫して光と知覚の関係をテーマに作品を制作し、光の存在を改めて認識させるようなインスタレーション作品を発表してきた。これまで、ホイットニー美術館(ニューヨーク、1980)、パリ市立近代美術館(1983)、ニューヨーク近代美術館(1990)など世界各地で個展を開催。代表作に、1979年から制作中の壮大なプロジェクトである《ローデン・クレーター》(アリゾナ)、《スカイスペース》(ニューヨーク、1986)、《ザ・ライト・インサイド》(ヒューストン美術館、1999)など。また日本では「タレルの部屋」としても親しまれる金沢21世紀美術館の常設展示作品《ブルー・プラネット・スカイ》(2004)のほか、香川県の地中美術館の《アフラム、ペール・ブルー》(1968)、《オープン・フィールド》(2000)、《オープン・スカイ》(2004)、新潟県の《光の館》(2000)などを見ることができる。