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金澤翔子

Shoko Kanazawa

 金澤翔子は1985年東京都生まれ。5歳から、母である書家・金澤泰子のもとで書を始める。雅号「小蘭」を得て2005年に銀座書廊で初個展「翔子 書の世界」を開催。09年には京都・建仁寺に《風神雷神》を奉納。これまで、法隆寺、東大寺、伊勢神宮といった全国の名だたる神社仏閣での席上揮毫を⾏い、全国各地の美術館で作品を発表。国内にとどまらずニューヨーク、チェコ、シンガポール、ロシア、台湾などでも個展を開催している。12年には、NHK大河ドラマ『平清盛』の題字を担当。東日本大震災の被災地を訪れ、⾃⾝代表作《共に生きる》、そして希望の光があることを伝える《希望光》を制作。被災地への応援や障害者⽀援など、共⽣社会実現に向けた活動にも継続的に取り組んでいる。復興を願い、12年に福島県いわき市に「金澤翔子美術館」を開館する。13年に紺綬褒章を受章、16年に日本福祉大学客員准教授に就任。ローマ教皇庁(バチカン市国)に⼤作祈《祈》を寄贈。上皇陛下御製(天皇御在位中)を謹書。「東京2020公式アートポスター」の制作に参加。⽂部科学省スペシャルサポート⼤使も務める。