EXHIBITIONS

金澤翔子 個展「天地創造の物語」

2022.01.14 - 02.19

⾦澤翔⼦ 雪⽉花 2015

 UCHIGO and SHIZIMI Galleryでは、書家・⾦澤翔⼦による個展「天地創造の物語」を開催する。企画協力は、⼩学館、和樂web。

 ⾦澤は東京都出⾝。5歳から⺟・⾦澤泰⼦の師事で書を始める。これまで全国の名だたる神社仏閣で席上揮毫を⾏い、国外ではニューヨーク、チェコ、シンガポール、ロシア、台湾などでも作品を発表。これまでに延べ200万⼈が⾦澤の書にふれ、年間10万⼈以上が個展に訪れている。

 また、東⽇本⼤震災後に発表した⾃⾝の代表作《共に生きる》を合⾔葉に、被災地への応援や障害者⽀援など、共⽣社会実現に向けた活動にも継続的に取り組んでいる。近年は、NHK⼤河ドラマ『平清盛』題字担当や国連本部での⽇本代表スピーチ、「東京2020公式アートポスター」の制作など、いまもなお活躍の場を広げている。13年に紺綬褒章を受章。⽂部科学省スペシャルサポート⼤使。

 本展では、旧約聖書《創世記》の冒頭に描かれる「天地創造」を連想させる⾦澤の作品群を、宇宙に⾒⽴てた展⽰空間とともに発表。「神が宇宙にあらゆるものを創りだしたように、真っ⽩な紙にあらゆるものを⽣み出す書で『天地創造』の物語を紡げたら」としている。

 なお第2会場として、神保町の喫茶さぼうるでも⾦澤の作品が展示される。