ARTISTS
小瀬村真美
Mami Kosemura
小瀬村真美は1975年神奈川県生まれ。2005年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程油画研究領域修了。17世紀西洋の静物画における写実描写などを参照し、写真の加工や絵画の構図などを巧みに利用した映像インスタレーションや写真作品を制作している。一見、静謐な写実絵画のような作品は、実在する静物画を模して組んだセットをデジタルカメラで一定間隔・連続で撮影し、数千もの写真をつなげて映像化したもの。絵画・写真・映像の掛け合わせに豊かな可能性を見出し、近年はそれぞれのメディアが内包する空間や時間の構造を利用しながら、新たな視覚表現を追求している。
2015年に五島記念文化賞を受賞し、16〜17年までニューヨークに滞在。翌年、原美術館(東京)で個展「小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮」が開催され、自身の「静物動画」の制作過程を批評的に再考した組写真やインスタレーションなどを発表した。国内外の展覧会や映画祭にも参加。作品は、東京都現代美術館、東京藝術大学大学美術館、群馬県立館林美術館、Asia Society and Museum(ニューヨーク)、Kuandu Museum of Fine Arts(台湾)に収蔵されている。
2015年に五島記念文化賞を受賞し、16〜17年までニューヨークに滞在。翌年、原美術館(東京)で個展「小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮」が開催され、自身の「静物動画」の制作過程を批評的に再考した組写真やインスタレーションなどを発表した。国内外の展覧会や映画祭にも参加。作品は、東京都現代美術館、東京藝術大学大学美術館、群馬県立館林美術館、Asia Society and Museum(ニューヨーク)、Kuandu Museum of Fine Arts(台湾)に収蔵されている。