2017.10.19

桑田卓郎がBMWとコラボレーション。アートカーがシャングリ・ラ ホテルに登場

独自の発想で国内外から注目を集めるセラミック・アーティスト、桑田卓郎がBMWとコラボレーションしたアートカーが10月19日、東京・丸の内のシャングリ・ラ ホテル 東京に登場した。10月20日より一般公開される。

披露されたアートカー。中央が桑田卓郎
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 独特の色彩とフォルムで、既成概念にとらわれない陶芸作品を手がけてきた桑田卓郎。今回、その桑田とドイツを代表するカーブランド「BMW」、そして2009年に東京駅に開業したシャングリ・ラ ホテルがコラボレーションを果たした。

 桑田がデザインを施したのは、BMWの電気自動車「BMW i3」。そのコンパクトな車体は、桑田が制作した陶芸作品「Tea Bowl」を写し撮った模様で覆われており、明るいピンクに青い水玉状のデザインが鮮やかだ。

シャングリ・ラ アートカー by 桑田卓郎 with BMW i3

 この「シャングリ・ラ アートカー by 桑田卓郎 with BMW i3」は、館内に2000点以上のアート作品を飾るシャングリ・ラ ホテルがきっかけとなり始まったもので、桑田にとっては初の車とのコラボレーション。この日、初めて完成版を目にしたという桑田は「近くで見ると土の表情が見えるし、釉薬の表情がCGのようにも見えたりする。現物をそのまま使っているので、いい仕上がりだと思います。異業種とのコラボレーションは自分の制作にもインスピレーションとなりますね」と話している。

シャングリ・ラ アートカー by 桑田卓郎 with BMW i3

 また、桑田が所属するギャラリー「KOSAKU KANECHIKA」の金近幸作は「素材感が見えるアートカーはあまりないので、面白い」とその仕上がりを評価する。

 なお、このアートカーは12月2日まで展示されるほか、実際の試乗も可能。ホテル宿泊者以外でも、6時間1万円から体験することができる。

 鮮やかな色が目を引くアートカー。見るだけでなく、乗って楽しむのも一興だ。

シャングリ・ラ ホテル 東京