個展「I’m Home, Tea Bowl」に見る、セラミックアーティスト・
桑田卓郎の現在形

国内外で活動するセラミックアーティスト・桑田卓郎の個展「I’m Home, Tea Bowl」がKOSAKU KANECHIKAで開催される。会期は10月21日〜12月2日。

桑田卓郎 茶垸 2017 Porcelain, glaze, pigment, gold, steel 34.0×48.0×47.5cm Photo by Keizo Kioku © Takuro Kuwata Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

 陶芸の伝統技術に基づきながらも、ファッションやダンスからインスピレーションを受け、独自の素材や配色で茶碗を制作している桑田卓郎(1981〜)。その活動領域は陶芸にとどまらず、2015年には大型彫刻作品シリーズを発表するなど、表現の幅を広げている。

桑田卓郎 茶垸 2017 Porcelain, stone, glaze, pigment, gold 49.5×50.0×50.0cm Photo by Keizo Kioku © Takuro Kuwata Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

 近年では「工芸未来派」(2012、金沢21世紀美術館)、「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」(2017、十和田市現代美術館)などのグループ展に参加しているほか、世界各地で個展を開催。

 「From Tea Bowl」(2016、ロンドン)や「Good Morning, Tea Bowl」(2017、ブリュッセル)といった近年の個展に続き、茶碗との対話を意味する本展「I’m Home, Tea Bowl」では、海外での活動を経て日本に戻ってきた桑田が、長年向き合ってきた茶碗に対して、新たな視点でアプローチを試みる。

桑田卓郎 茶垸 2017 Porcelain, glaze, pigment, platinum, steel 40.0×38.0×38.0cm Photo by Keizo Kioku © Takuro Kuwata Courtesy of KOSAKU KANECHIKA
桑田卓郎 茶垸 2017 Porcelain, glaze, gold 20.0×20.0×17.5cm Photo by Keizo Kioku © Takuro Kuwata Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

編集部

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