東京・六本木の国立新美術館で、待望の展覧会「わが永遠の魂」を2月22日より開幕する草間彌生。同展は、2009年よりスタートした最新絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、初期から現在に至る創作活動の全貌を紹介する、国内では過去最大級の個展となる。展覧会に先駆けて発売される『美術手帖』3月号では、世界各地で展覧会を成功させ、入場者数を更新し続ける草間の、世界的な人気のひみつを紐解く。また草間彌生から読者への最新メッセージも掲載。すでに半世紀以上のキャリアを重ねながらも、今日もキャンバスと向き合い絵を描き続ける草間のメッセージは注目だ。
また、同じく3月号では、「キャンバスを打ち破る、現代の女性ペインターたち」と題し、多様化する現代美術の世界において、いまなお、絵画の新しい可能性に挑戦している女性ペインターを紹介する。90年代、ロックスターやセレブを描いた肖像画で、ニューヨークのアートシーン彗星のごとく現れたエリザベス・ペイトン(美術館個展「Still life 静/生」が5月7日まで、東京・原美術館で開催中)のロング・インタビューをはじめ、新世代の女性ペインター7名のインタビューを掲載。時代を推し進める表現はどのように生まれるのか。彼女たちの、キャンバスと向き合う真摯な姿勢とその活動を紹介し、現代絵画の、これからの可能性を探る内容となっている。