1860年に開館し、アメリカを代表する美術館であるメトロポリタン美術館(ニューヨーク)は、同館の新たなオープンアクセスポリシーとして、パブリック・ドメインとなっている作品画像を無料利用化している。ユーザーは著作権による利益を放棄する「CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)」表記がされているものを自由に使用することができ、クレジット表記なども不要となる
この新方針について同館ディレクターのトーマス・キャンベルは、「私たちのミッションは、アートを学びたい、楽しみたいと思うすべての人々に対してオープンであること。新たなリソースを提供することで、21世紀のオーディエンスのニーズに応える」とステートメントで語っている。
オープン利用可能な作品画像には、フェルメールやセザンヌ、クリムトなどによる数々の名画から、ヨーロッパのドレス、鎧などの武具、北斎をはじめとする浮世絵までがあり、そのジャンルは多岐にわたる。お気に入りの1枚を見つけてほしい。