MUSEUMS / GALLERIES

すさきまちかどギャラリー / 旧三浦邸

高知
 すさきまちかどギャラリー / 旧三浦邸は2010年に開館。江戸末期から続く商家で、酒造、米穀業、製紙業、金融など多岐にわたる事業を行い、須崎の町の発展に大きく寄与した三浦家の元邸宅を活用した文化交流施設。1916(大正5)年頃築といわれる塗屋造りの建物は高知を代表する商家建築と評され、いまも証券会社時代の名残をとどめた事務所と豪奢な造りの母屋がアートとコミュニティのスペースとして活用されている。

 これまで様々な企画展が催され、地域の作家、伝統文化を取り上げた展示を行ういっぽうで、現代美術作家を招聘し、滞在制作と交流を通じて新たな視点から須崎の魅力を探るためのプロジェクト「現代地方譚」を開催し、県内外から注目されている。また、貸しスペースとして一般の利用も可能で、市民グループなどの文化活動の場となっている。2014年、登録有形文化財に認定。