NEWS / REPORT - 2026.6.6「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」(弘前れんが倉庫美術館)開幕レポート。過去・現在・未来を見通し、人間の本性を描く21世紀のロマン主義作家風間サチコによる新作の油彩画《ありがとう、我が愛する白鳥よ!》(2026)エントランスで白鳥のポーズをとる風間サチコ2階からの展示風景リラダンの幻想小説『トリビュラ・ボノメ』をきっかけとし、「白鳥」をテーマとした新作の油彩画と、その世界観を空間に拡張させた壁画が広がる《ありがとう、我が愛する白鳥よ!》(2026)。画面に描かれる軍勢は、浅所海岸の白鳥伝説に登場する津軽藩(画面左)と南部藩(画面右)の足軽たち。これらのカラーリングはそれぞれ第二次世界大戦時のドイツ軍、イギリス軍から引用されている新作のアクリル絵画「黒札」シリーズ黒部ダム建設の歴史がもととなった「クロベゴルド」シリーズ「ニュー松島」シリーズより、中央は《ニュー松島(千貫島)》(2022)風間にとって最大規模の大きさを誇る《ディスリンピック2680》(2018)手前は《風雲13号地》(2005)。風間が初めて手がけた巨大な木版画であり、制作の方向性という観点からも転機となった作品でもある休憩スペースに設置された、風間によるマンガ作品『ディスリンピック2680』(2018)展示空間の中央に設置された「方丈ルーム」「方丈ルーム」内に並ぶ資料の数々風間が弘前の古書店で出会った『トリビュラ・ボノメ』(渡辺一夫訳、1940)9 / 14 記事にもどる 編集部