藝大のもうひとつの特徴として、優れた成績を収めた学生の卒業・修了制作を大学が「買い上げる」制度が挙げられる。これらの「買上作品」や、本学美術研究科博士課程の大学院生を対象とし、とくに優秀な作品へ贈られる公益財団法人 野村財団の「野村美術賞」を受賞した「野村美術賞受賞作品」も、取手館に収蔵されている。
ふたつ目のセクション「卒業・修了制作:学びの集大成」では、日本画、油画、彫刻、工芸、デザイン、先端芸術表現、GAP(Global Art Practice)といった各専攻の買上および野村美術賞受賞作品を紹介。作品のクオリティはもちろん、研究成果や独創的な発明など、多角的な視点から鑑賞でき、学生が時代の空気を受けながら多様な表現に挑戦してきた軌跡が見て取れる。






















