東京・自由が丘にあるhIDE GALLERYが、名古屋出身のペインター・三輪瑛士の個展「RuminatioN」を10月28日〜11月12日の会期で開催する。
三輪は1993年生まれ。2021年に金沢美術工芸大学大学院博士後期課程を満期退学。これまで名古屋市民ギャラリー矢田(名古屋)やアートプラザみらい(金沢)、川田画廊(神戸)、OSIRO GALLERY(東京)、L GALLERY(広島)で個展を開催し、BUNKI展(名古屋市民ギャラリー矢田、2011)、絵画二人展「おもて」(ひろた美術、2017)、ART OSAKA(ホテルグランヴィア大阪、2019)、アートフェアアジア福岡2023、アート台北2022などのグループ展・アートフェアに参加してきた。
主な入選・入賞歴には、佐藤太清賞公募美術展(特選)、第72回現代美術展(佳作賞)、第34回FUKUIサムホール美術展(大賞)、Artist meets Art Fair 2018(入選)、第6回 未来展(準グランプリ)、アートオリンピア2019(佳作)、美術新人賞デビュー2020(奨励賞)などがある。
「見たものを見えたままに描く」ことをテーマに、視覚についての深い理解をもとに制作を続ける三輪。視覚情報がどのように処理されているかについて着目し、目に映った像そのものやそれをとらえる観察者の視点を追求することで、大胆な画面構成と色彩を有する独自のスタイルを確立した。hIDE GALLERYでは2回目の個展となる本展では、100号Sの大作を含む新作が展示される予定だ。
会場となるhIDE GALLERYは、東京のアートブックストア「BOOK AND SONS」と、1963年に創設された神戸の老舗画廊「KAWATA GALLERY」がプロデュースする現代美術ギャラリー。世界中のアートブックのセレクトを通じて培われた視点と、数多くのアートフェアに出展するなど60年の歴史を持つギャラリーの豊かな経験により、新しい時代のアートをキュレーションし、未完成の才能の発掘やまだ見ぬ価値や文化の発信を続けている。